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蕃椒
蕃椒
(ばんしょう)
トウガラシ
入手時名称:トウガラシ
撮影場所:富山大学 和漢研 民族薬物資料館
TMPW No.:10406

生薬別名 辣椒, トウガラシ
生薬ラテン名 Capsicum annuum
生薬英名 Capsicum Fructus
科名 ナス科 Solanaceae
基原 トウガラシ Capsicum annuum Linné (IPNI:316944-2)
薬用部位 果実
選品 外面の光沢が強く、暗赤色~黄赤色を呈するものが良品 (文献Q1)。
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds
- Capsianside A

単糖類 monosaccharides
- Vitamin C

カロテノイド carotenoids
- Capsanthin
- Kryptocapsin
- Lutein
- β-Carotene

ビタミンA誘導体 (レチノイド) vitamin A derivatives (retinoids)
- Vitamin A

アミノ酸 amino acids
- Betaine

プリン誘導体 purine derivatives
- Adenine

プテリジン誘導体 pteridine derivatives
- Vitamin B2

カプサイシン類 capsaicins
- Capsaicin
- Capsiamide
- Dihydrocapsaicin

簡単な含窒素化合物 simple nitrogen containing compounds
- Choline
- Vitamin B1
薬理作用 唾液, 胃酸分泌 (少量, 促進; 多量, 抑制). 皮膚血管拡張. 消化管運動亢進 (capsaicin).
臨床応用 皮膚刺激薬として神経痛, 筋肉痛などに外用する. またトウガラシチンキ(健胃薬)やトウガラシ・サリチル酸精(育毛, 養毛剤)の原料とする. 香辛料.
頻用疾患 神経痛, 筋肉痛
含有方剤
帰経 心, 脾
神農本草経  
中医分類 外用薬
薬能 温中散寒, 開胃消食。寒が滞った腹痛、嘔吐、下痢、凍傷に応用する。
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
中央アメリカ原産で栽培品種が多い.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. I, pp. 197-199.
 

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