メニュー  → 生薬学術情報  → 
阿仙薬
阿仙薬
(あせんやく)
阿仙薬
入手時名称:阿仙薬
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:2841

生薬別名 兒茶
生薬ラテン名 Gambir
生薬英名 Gambir
科名 アカネ科 Rubiaceae
基原 Uncaria gambir Roxburgh (IPNI:60458896-2)
薬用部位 葉及び若枝から得た水製乾燥エキス
選品 褐色~黒褐色で砕きやすいものが良く、薬用には2~2.5cm角のサイコロ状に切ったものを使用する (文献Q1)。
主要成分 フラボンとフラボノール flavones & flavonols
- Quercetin

タンニン tannins
- Catechutannic acid
- Dihydrogambirotannine
- Gambirene
- Gambirfluorescein
- Gambirtannine
- Oxogambirtannine

縮合型タンニンと関連化合物 condensed tannins and related compounds
- Gambiriin
- Gambiriin A1
- Gambiriin A2
- Gambiriin A3
- Gambiriin B1
- Gambiriin B2
- Gambiriin B3
- d-Catechin
- d-Epicatechin
- l-Catechin

アルカロイド alkaloids
- Uncarine A
- Uncarine B

その他 others
- 樹脂類
- 粘液
薬理作用 未詳
臨床応用 収斂止瀉薬.口腔清涼剤の原料とする.薬用以外に褐色染料,皮なめし用とする.
頻用疾患 皮膚化膿症, 口内炎, 歯齦びらん, 外傷出血, 出血
含有方剤 響声破笛丸
帰経
苦, 渋
神農本草経  
中医分類 外用薬
薬能 収斂止瀉薬.口腔清涼剤の原料とする.薬用以外に褐色染料,皮なめし用とする.
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
ペグ阿仙薬 (Pegucatechu):マメ科(Leguminosae)の Acacia catechu Willd.(インド,熱帯アジア産)およびシナノキ科(Tiliaceae)の Pentace burmanica Kunz.(タイ,ミャンマー,ラオス産)の樹皮および材の水製エキス.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 216-218.
C2) 生薬学概論, p. 242.
 

TOPICS

遺伝子解析情報

活性試験情報

生薬成分の代謝情報

伝統医薬データベース


富山大学和漢医薬学総合研究所
研究開発部門
資源開発分野
資源科学領域
〒930-0194
富山県富山市杉谷 2630
TEL: 076-434-7601
FAX: 076-434-5064