柴陥湯
(さいかんとう)
構成生薬 | 柴胡 , 半夏 , 黄芩 , 大棗 , 人参 , 甘草 , 生姜 , (ヒネショウガ) , 栝楼仁 , 黄連 |
適応病態 | 少陽病期の実証で,小柴胡湯証である胸脇の熱証と小陷胸湯の上焦の熱証・燥証が存在し,口苦・心下痞鞕・喀痰・咳嗽・胸痛などがみられる際に用いられる |
適応疾患 | 急性気管支炎,慢性気管支炎,肺炎,気管支喘息,気管支拡張症 |
原典 | 医学入門 |
条文 | 「誤下の後,邪気虚に乗じて心下に聚まり,其の邪の心下に聚まるにつけて,胸中の邪がいよいよ心下の水と併結する者を治す(勿誤薬室方函口訣)」 |
備考 | 小柴胡湯と小陥胸湯を合方したものである。 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載. 外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB |