メニュー  → 生薬学術情報  → 
生姜
生姜
(しょうきょう)
生姜 入手時名称:生姜
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:10656
Zingiber officinale 植物名:Zingiber officinale
撮影場所:日本, 富山県
撮影日時:1983
撮影者:藤野廣春

生薬別名  
生薬ラテン名 Zingiberis Rhizoma
生薬英名 Ginger
科名 ショウガ科 Zingiberaceae
基原 ショウガ Zingiber officinale Roscoe (IPNI:798372-1)
薬用部位 根茎
選品 よく肥大し,内部が白色を呈し,辛味の強いものが良品である.若い根は良くない (TN).
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 Other aliphatic and related compounds:
Methylheptenone, Nonylaldehyde

モノテルペノイド Monoterpenoids:
β-Phellandrene, Camphene, Citral, Linalool, d-Borneol, Farnesene, α-Terpineol, Nerol, Sabinene, 1,8-Cineol, Myrcene

セスキテルペノイド Sesquiterpenoids:
Zingiberol, α-Zingiberene, α-Bisabolene, β-Bisabolene, γ-Bisabolene, α-Curcumene, β-Curcumene, Zerumbone

その他の芳香族誘導体 Other aromatic derivatives:
Hexahydrocurcumine, Dihydrogingerol, Desmethylhexahydrocurcumine, Zingerone, Shogaol, [6]-Gingerol, [8]-Gingerol, [10]-Gingerol, Dehydrogingerone
薬理作用 中枢抑制([6]-gingerol,[6]-shogaol).鎮痛([6]-shogaol).プロスタグランジン生合成阻害([6]-gingerol,[6]-dehydrogingerone).鎮痙(精油).伝導麻酔(水エキス).抗腫瘍(水エキス).嘔吐抑制(生姜汁).
臨床応用 芳香性健胃,鎮嘔,去痰,食欲増進薬として新陳代謝機能を促進し,水毒を去る目的で,嘔吐,咳嗽,腸満,腹痛,感冒,頭痛,鼻づまりなどに用いる.
頻用疾患 感冒, 腹痛, 吐き気, 消化不良, 嘔吐, 咳嗽
含有方剤 胃苓湯 , 烏薬順気散 , 烏苓通気散 , 温経湯 , 温胆湯 , 越婢加朮湯 , 越婢加朮附湯 , 越婢加半夏湯 , 越婢湯 , 延年半夏湯 , 黄耆桂枝五物湯 , 黄耆建中湯 , 黄芩加半夏生姜湯 , 解労散 , 化食養脾湯 , 藿香正気散 , 葛根加朮附湯 , 葛根加半夏湯 , 葛根湯 , 葛根湯加川芎辛夷 , 加味温胆湯 , 加味帰脾湯 , 加味逍遙散 , 加味逍遙散加川芎地黄 , 加味平胃散 , 栝楼枳実湯 , 栝楼桂枝湯 , 帰耆建中湯 , 枳縮二陳湯 , 橘皮枳実生姜湯 , 橘皮竹茹湯 , 橘皮湯 , 帰脾湯 , 芎帰調血飲 , 芎帰調血飲第一加減 , 九味檳榔湯 , 桂姜棗草黄辛附湯 , 桂枝越婢湯 , 桂枝加黄耆湯 , 桂枝加葛根湯 , 桂枝加桂湯 , 桂枝加厚朴杏仁湯 , 桂枝加芍薬生姜人参湯 , 桂枝加芍薬大黄湯 , 桂枝加芍薬湯 , 桂枝加朮附湯 , 桂枝加附子湯 , 桂枝加竜骨牡蛎湯 , 桂枝加苓朮附湯 , 桂枝去桂加茯苓白朮湯 , 桂枝去芍薬加蜀漆竜骨牡蛎湯 , 桂枝去芍薬湯 , 桂枝芍薬知母湯 , 桂枝湯 , 桂枝二越婢一湯 , 桂枝二越婢一湯加朮附 , 桂枝附子湯 , 啓脾湯 , 荊防敗毒散 , 桂麻各半湯 , 鶏鳴散加茯苓 , 堅中湯 , 香砂平胃散 , 香砂養胃湯 , 香砂六君子湯 , 甲字湯 , 香蘇散 , 厚朴七物湯 , 厚朴生姜半夏人参甘草湯 , 五積散 , 呉茱萸湯 , 柴葛解肌湯 , 柴葛湯加川芎辛夷 , 柴陥湯 , 柴梗半夏湯 , 柴胡加芒硝湯 , 柴胡加竜骨牡蛎湯 , 柴胡枳桔湯 , 柴胡桂枝湯 , 柴芍六君子湯 , 柴蘇飲 , 柴朴湯 , 柴苓湯 , 四君子湯 , 柿蒂湯 , 炙甘草湯 , 生姜瀉心湯 , 小建中湯 , 小柴胡湯 , 小柴胡湯加桔梗石膏 , 小続命湯 , 小半夏加茯苓湯 , 升麻葛根湯 , 逍遙散 , 真武湯 , 滋陰降火湯 , 十味敗毒湯 , 秦芁別甲湯 , 参蘇飲 , 清肌安蛔湯 , 清湿化痰湯 , 清上蠲痛湯 , 清肺湯 , 旋覆花代赭石湯 , 喘四君子湯 , 疎経活血湯 , 蘇子降気湯 , 増損木防已湯 , 大柴胡湯 , 大柴胡湯去大黄 , 大青竜湯 , 大防風湯 , 竹茹温胆湯 , 釣藤散 , 当帰建中湯 , 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 , 独活葛根湯 , 二朮湯 , 二陳湯 , 排膿散及湯 , 排膿湯 , 八解散 , 半夏厚朴湯 , 半夏白朮天麻湯 , 白朮附子湯 , 不換金正気散 , 伏竜肝湯 , 茯苓飲 , 茯苓飲加半夏 , 茯苓飲合半夏厚朴湯 , 茯苓甘草湯 , 茯苓沢瀉湯 , 分消湯 , 分心気飲 , 平胃散 , 補中益気湯 , 補肺湯 , 奔豚湯(金匱要略) , 奔豚湯(肘後方) , 防已黄耆湯 , 防風通聖散 , 麻黄連軺赤小豆湯 , 射干麻黄湯 , 六君子湯 , 苓甘姜味辛夏仁湯 , 麗沢通気湯 , 麗沢通気湯加辛夷
帰経 肺, 脾, 胃
微温
神農本草経  
中医分類 解表薬
薬能 解表散寒,温中止嘔,化痰止咳.風寒感冒,胃寒嘔吐,寒痰咳嗽に応用する.
薬徴  
備考 第十七改正日本薬局方収載品.
古来,漢方処方で用いられる生姜は,いわゆる新鮮なショウガのことで,乾姜は乾燥品である.したがって,漢薬市場の乾燥した生姜(乾生姜とも称す)は,漢方でいう乾姜を指す.では市場の乾姜は何かというと,生姜を蒸乾したもので,修治品(加工品)といえる.一方,現在中国では新鮮なものが生姜で,乾燥品が乾姜である.また修治品として炮姜がある.炮姜は先ずきれいな砂(蛤粉,滑石粉)を鍋に入れ,強火で熱した後,乾燥した皮付き生姜を入れて攪拌し,表面が盛り上がって褐色になったら取出し放冷したものである.生姜は乾姜より健胃,鎮嘔の効果が大である.生姜の代わりに乾生姜を用いる際には,古方の分量の1/3~1/5が適当である.
外部リンク: 民族薬物DB
参考文献 TN: 難波恒雄, 津田喜典編集, 『生薬学概論』, 改訂第3版, 南江堂, 東京, 1998.
遺伝子領域
Gene Region
Nuclear Chloroplast Mitochondria
基原 5Ss 18S ITS1 5.8S ITS2 26S others trnH-psbA matK trnK trnK-rps16 trnT-L trnL trnL-F rbcL rpoC1 ndhF others
Zingiber officinale Roscoe (IPNI:798372-1)
CHS1
 DQ089697
CHS2
  DQ851164
CHS3
  DQ851165
CHS4
  DQ851166
rps16
 AF141095