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補中益気湯
補中益気湯
(ほちゅうえっきとう)
構成生薬 人参 , 白朮 , (蒼朮) , 黄耆 , 当帰 , 陳皮 , 大棗 , 柴胡 , 甘草 , 生姜 , 升麻
適応病態 少陽~太陰病期の虚証で,全身倦怠感や食欲不振,咳嗽,微熱,盗汗,動悸,不安などの症状が持続してみられ,場合により軽い胸脇苦満を伴う際に用いられる
適応疾患 虚弱, 食欲不振, 胃下垂, 感冒, 多汗症, 胃腸機能減退, 頭痛, 悪寒, 貧血, 衰弱, 低血圧症, 多汗症, 寝汗, 下肢倦怠感, 結核, 痔核, 肛門脱, 器質性インポテンス, 疲労感, 倦怠感, 出血, 貧血, 低血圧症
原典 弁惑論
条文 「…内傷は不足の病なり。苟くも誤認して外感有余の病と作して反って之を瀉するときは,則ち其の虚を虚するなり。…蓋し温は能く大熱を除く。大いに苦寒の薬にて胃土を瀉することを忌むのみ。今,補中益気湯を立つ」
「第一、手足倦怠。第二、言語軽微。第三、眼勢無力。第四、口中に白沫を生ず。第五、食に滋味を失す。第六、口に熱湯を好む。第七、まさに臍に動気あるべし。第八、脈は散大無力。(津田玄仙、百方口訣集)」
備考 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載.
外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB