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半夏白朮天麻湯
半夏白朮天麻湯
(はんげびゃくじゅつてんまとう)
構成生薬 半夏 , 白朮 , 陳皮 , 茯苓 , 麦芽 , 天麻 , 生姜 , (ヒネショウガ) , 神麹 , 黄耆 , 人参 , 沢瀉 , 黄柏 , 乾姜
適応病態 太陰病期の虚証で,消化機能が低下し,冷え症で,持続性のあまり激しくない頭痛,頭重感,眩暈などを訴える場合に用いられる
適応疾患 虚弱, めまい, 頭痛, 冷え症, 肩こり, 悪心, 低血圧症, 胃下垂, 胃神経症, 冷え症, 頭重感, 嘔吐症, 心因性胃アトニー
原典 脾胃論
条文 「眼黒く頭旋り,悪心煩悶。気短促,上喘し力無くして言うを欲せず。心神顛倒し,兀兀として止まず。目敢て開かず,風雲の中に在るが如く,身重きこと山の如し。四肢厥冷して,安臥するを得ず」
「此頭痛苦しきこと甚だし,之を足の太陰痰厥の頭痛という。半夏にあらずんば療すること能わず。眼黒頭旋,風虚内に作る。天麻にあらざれば除くこと能わず」
「痰厥の頭痛,眼黒く頭旋り,悪心煩悶し,気短促し,喘して力なく,与に語れば,心神癲倒,目敢えて開かず,風雲の中にあるが如し,頭苦痛裂るるが如く,身重きこと山の如し,四肢厥冷して安臥することを得ず、これすなわち胃の気を虚損し停痰して致すなり」
備考 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載.
外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB