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蜂蜜
蜂蜜
(はちみつ)
生薬別名  
生薬ラテン名 Mel
生薬英名 Honey
科名 ミツバチ科 Apidae
基原 - ヨーロッパミツバチ Apis mellifera Linné (GBIF:1341976)
- トウヨウミツバチ Apis cerana Fabricius (GBIF:1341979)
薬用部位 巣に集めた甘味物を採集したもの
選品 淡黄~帯黄褐色でシロップ状。蜜源植物によって匂いや色調が異なる。果糖含量の高いものが上質 (文献Q1)。
主要成分 その他の脂肪族関連化合物 other aliphatic and related compounds
- Formic acid
- Citric acid
- Malic acid
- Lactic acid

少糖類 oligosaccharides
- Sucrose
- 転化糖

簡単な含窒素化合物 simple nitrogen containing compounds
- Acetylcholine

その他 others
- Vitamin B
- 色素
- 花粉
- 蛋白質
- 酵素
- 鉱物質
薬理作用 未詳
臨床応用 配合剤の甘味剤, 丸剤の結合剤などとして用いる. また滋養強壮の目的に用いられ, 漢方処方用薬としては, 鎮吐薬とみなされる一処方 (大半夏湯)に配合されている.
頻用疾患 便秘, 乾咳, 無痰, 腹痛, 四肢の冷え
含有方剤 烏頭桂枝湯 , 烏頭湯 , 赤丸 , 大烏頭煎 , 大半夏湯
帰経 肺, 脾, 大腸
神農本草経  
中医分類 補気薬
薬能 補中, 潤燥, 止痛, 解毒. 腹(胃)虚痛, 肺燥干咳, 腸燥便秘に応用し, 瘡瘍不斂, 火傷に外用する.
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
外部リンク: KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.
 

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