抑肝散加陳皮半夏
(よくかんさんかちんぴはんげ)
構成生薬 | 当帰 , 釣藤鈎 , 川芎 , 白朮 , (蒼朮) , 茯苓 , 柴胡 , 甘草 , 陳皮 , 半夏 |
適応病態 | 少陽病期の虚実間~虚証でイライラ感が強く,胸脇苦満・臍上悸があり,抑肝散に比較して臍上悸が顕著である場合に用いられる |
適応疾患 | 身体表現性障害,不眠症,夜泣き,認知症 |
原典 | 本朝経験方 |
条文 | 「臍の左の辺より心下までも,動気の盛なるは,肝木の虚に痰火の甚しき証,北山人まさに抑肝散に陳皮(中)半夏(大)を加ふべし。験を取ること数百人に及ぶ。一子に非ざれば伝ふること勿れ(浅井腹診録)」 |
備考 | 抑肝散に陳皮と半夏を加えたもので,胃内の停水を去り,肝の熱を冷ます 一般用漢方製剤製造販売承認基準収載. 外部リンク: metabolomics.jp, KampoDB |