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牡丹皮
牡丹皮
(ぼたんぴ)
大和丹皮
入手時名称:大和丹皮
撮影場所:富山大学 和漢医薬学総合研究所 民族薬物資料館
TMPW No.:17444
Paeonia suffruticosa
植物名:Paeonia suffruticosa
撮影場所:日本, 富山県
撮影日時:1999
撮影者:小松かつ子

生薬別名 鳳凰牡丹皮
生薬ラテン名 Moutan Cortex
生薬英名 Moutan Bark
科名 ボタン科 Paeoniaceae
基原 ボタン Paeonia suffruticosa Andrews (IPNI:711877-1)
薬用部位 根皮
選品 肉厚で木部の残留がなく、断面に白粉のあるもので芳香の強いものが良い (文献Q1)。
主要成分 モノテルペノイド monoterpenoids
- Benzoyloxypaeoniflorin
- Benzoylpaeoniflorin
- Galloyl-oxypaeoniflorin
- Galloyl-paeoniflorin
- Oxypaeoniflorin
- Paeoniflorin

ステロール sterols
- Campesterol
- β-Sitosterol

タンニン tannins
- Pentagalloylglucose
- Tetragalloylglucose

その他の芳香族誘導体 other aromatic derivatives
- Benzoic acid
- Paeonol
- Paeonolide
- Paeonoside
- Suffruticoside A
- Suffruticoside B
- Suffruticoside C
- Suffruticoside D
- Suffruticoside E
薬理作用 抗炎症作用(メタノールエキス),鎮痛,抗菌(E. coli, S. aureus),抗炎症,胃液分泌抑制(paeonol).
臨床応用 鎮静,鎮痛,駆お血,排膿薬として,頭痛,腹痛,婦人科疾患,月経不順,月経困難など,血液の停滞する血行障害のあるものに応用する.
頻用疾患 発熱, 皮下出血, 吐血, 鼻出血, 無月経, 月経痛, 腹腔内腫瘤, 打撲外傷による腫脹・疼痛, 虫垂炎, 皮膚化膿症, 頭痛, 目の充血, 口渇, 月経不順
含有方剤 温経湯 , 加味帰脾湯 , 加味逍遙散 , 加味逍遙散加川芎地黄 , 芎帰調血飲 , 芎帰調血飲第一加減 , 桂枝茯苓丸 , 桂枝茯苓丸料加薏苡仁 , 甲字湯 , 杞菊地黄丸 , 牛膝散 , 牛車腎気丸 , 清熱補血湯 , 折衝飲 , 大黄牡丹皮湯 , 知柏地黄丸 , 腸癰湯 , 騰竜湯 , 八味地黄丸 , 八味疝気方 , 味麦地黄丸 , 六味丸
帰経 心, 肝, 腎
微寒
苦, 辛
神農本草経 中品
中医分類 清熱薬
薬能 清熱涼血,活血化瘀.温毒発斑,吐血衄血,夜熱早涼,無汗骨蒸,経閉痛経,癰腫瘡毒,打撲傷痛に応用する.
薬徴  
備考 第十八改正日本薬局方収載品.
ボタンには多くの品種があり,牡丹皮の基源は複雑で,成分組成や含量も品種により少しずつ異なる.奈良県産の芯抜き品が上品である.中国では安徽省銅陵鳳凰山に産するものが品質最良とされ「鳳凰牡丹皮」,「鳳丹皮」と称される.『日本薬局方』では,Paeonol を1.0%以上含むことが規定される.
外部リンク: 民族薬物DB, KNApSAcK, metabolomics.jp, KampoDB
参考文献 選品
Q1) 難波 恒雄, 津田 喜典 編: 生薬学概論 (改訂第3版), 南江堂, 東京, 1998.

主要成分
C1) 和漢薬百科図鑑 Vol. II, pp. 132-133.
C2) 現代東洋医学 15 (1), 95-103 (1994).
遺伝子領域
Gene Region
Nuclear Chloroplast Mitochondria
基原 5Ss 18S ITS1 5.8S ITS2 26S others trnH-psbA matK trnK trnK-rps16 trnT-L trnL trnL-F rbcL rpoC1 ndhF others
Paeonia suffruticosa Andrews (IPNI:711877-1)
atpB
 AF093389
 AF209643
 

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