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眩暈
耳鼻咽喉科疾患
眩暈
  [陰陽・虚実の説明]
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三黄瀉心湯(40、40)
大柴胡湯(15、45)
柴胡加竜骨牡蛎湯(15、35)
四逆散(15、30)
黄連解毒湯(15、25)
小柴胡湯(15、10)
五苓散(15、0)
釣藤散,柴胡桂枝湯(15、-10)
苓桂朮甘湯,沢瀉湯(15、-15)
柴胡桂枝乾姜湯(15、-35)
七物降下湯(5、-35)
当帰芍薬散(-15、-25)
半夏白朮天麻湯,八味地黄丸(-15、-35)
真武湯(-30、-40)
備考  
 
陰陽・虚実
病的な機転に対する生体の修復反応として様々な症状が出現します。 この症状から、身体の状態を分類する漢方医学の考え方です。

病的機転が作用して生体の恒常性が乱された際の生体の呈する修復反応が総じて
熱性・活動性 → 陽証
寒性・非活動性 → 陰証
陽証では、暑がりで薄着を好み、冷房を使いたがり、冷たい飲み物を多飲します。 また、顔面が紅潮して体温が高い傾向にあります。
一方、陰証では、寒がりで、厚着を好み、暖房を使いたがり、暑い湯茶を好みます。 また、顔面が蒼白気味で体温が低い傾向にあります。

局所における気血の動員と闘病反応が
多い・強い → 実証
少ない・弱い → 虚証
急性疾患の際は、実証では症状が強くて変化が激しく、発汗がみられません。
一方、虚証では症状が弱くて変化が穏やかであり、自然に発汗がみられます。
慢性疾患の際には、実証では体格ががっちりしていて、気力が充実して疲れにくく、便秘の傾向にあります。
一方、虚証では体格が華奢で、体力がなくて疲れやすく、下痢しやすい傾向にあります。

この陰陽・虚実の分類により、個々の身体に適した漢方方剤が選択されます。